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【金管楽器奏者必見】休み明けに鈍った唇の調子をもとに戻す方法

【金管楽器奏者必見】休み明けに鈍った唇の調子をもとに戻す方法

唇の調子がなかなか元に戻らず、戸惑われる経験をされたことはないでしょうか?

2.3日程度だと、それほど時間はかからず通常に戻るのですが、テスト期間や年末年始のお正月明けなど1週間以上吹かない期間があると、元に戻るのに時間がかかります。

また、いくつか気をつけないといけないポイントがあります。

今回は、そういったポイントを抑えつつ、長期間のお休み明けに唇の調子を元に戻す方法についてまとめてみました。

① 練習時間

休み明け、いざ練習再開!とやる気満々の方が多いかと思いますが、再開したばかりの時期は練習しすぎないことが大切です。

スポーツでも初めは準備体操を行うように、楽器も同じく再開のための準備を行いましょう。

ここで大切なポイントは、

少しずつ練習時間を増やすことです。

唇もまだお休み状態なため、起こしてあげるところから始めることで、負荷をかけずに、唇の調子も効率よく元に戻ってきます。

ここで焦って根詰めて練習してしまうと唇の状態を壊しかねないので、十分に気をつけましょう。

15分間からなどの短い時間からスタートし、日々少しずつ時間を元の練習時間に戻してあげることをオススメします。

② ゆったりした気持ちが大切

上記でも記載しましたが、長期間のお休みが明けて練習再開すると、もちろん以前の感覚とは違う状態になっていると思います。

ここで大切なのが、

焦らずにゆったりした気持ちで取り組むことです。

何事も焦ると大抵良きせぬことが起きたり、いいことはあまりありません。

楽器の練習も焦ってしまうと、かえって唇の状態が悪くなります。

焦る気持ちはとてもよく分かりますが、ゆったりした気持ちで少しずつ再開することで、確実に一番効率よく、もとの状態に戻りやすくなるので、まずはリラックスしましょう。

③ まずはpの音量からスタート

休み明けの練習に限らず、初めから大きな音量で音出しをし始める方が多くみられます。

ダイナミクスが幅広く存在するのと同じように、フォルテとピアノそれぞれに適したアパチュアやアンブシュアが存在します。

普段からメゾフォルテやフォルテなどの大きな音で練習していると、いざ楽譜上でピアノやピアニッシモの表記が出てきた際、いい響きではなくかすれた音になったり、もしくは不発音になったりします。

メゾフォルテくらいの音量は、誰もが吹きやすく楽に音を出せる音量です。

ですが、対応力を身につけるためには、日頃からどのダイナミクスでも対応できる引き出しが必要です。

休み明けは日頃よりも特に、ピアノの音量で音出しをしましょう。

日々の日課として、ピアノの音量でも基礎練習するようにすると、自然と音色に変化が現れると思います。また、休み明けは特に音量に気をつけて練習再開することで、唇が元に戻ると同時に対応力も獲得しましょう。

④ ロングトーン

練習していると曲の練習を早くしたくてうずうずしますよね。

もしかすると、お正月明けにはお年玉で楽譜を買った方もいるかもしれません。

ですが、休み明けはうずうずしていても、ゆっくりロングトーンからスタートすることをオススメします。

また、初めは音階全てじゃなくても大丈夫です。鳴らしやすい音域(Fの音など)だけでも効果的です。

スポーツで例えると、集合場所に到着してすぐに50メートルダッシュしなさい。と言われて急に走らされても、足や腕は思い通りに動かず心臓もびっくりするかと思います。

その現象と同じで、休んでいた唇や肺に急に動きなさいと命じても思い通りには動いてくれません。なので、鳴らしやすい音域でゆっくりロングトーンをするところから始めてみると、感覚が戻りやすいと思います。

まとめ

休み明けの唇は、自分自身の気合いの熱量とイコールの関係ではないのが現実です。

「ゆっくりと少しずつ」ということがとても大切になってくるので、焦らずに元に戻していきましょう。

また、休むこともとても大切で、休んだことによって変な癖が取れたり、吹きやすくなったりするときがあります。

物は考えようで、ここが一番成長できるチャンスとも捉えられます。
癖が取れた良いタイミングだからこそ、ゆっくりロングトーンから始めて響きのある豊かな音色を身につけることができるので、ぜひポジティブに捉えて、練習を再開していきましょう。

ただ、再開初日からたくさん練習すると、唇の状態が余計に悪くなる可能性もあるので、気をつけてください。

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