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【金管楽器】演奏する上で大切な「発音」について

【金管楽器】演奏する上で大切な「発音」について

「もっと準備をしましょう」や「イメージしてますか?」など言われたことありませんか?

演奏していると、自然と出てきた音の響きや音程、フレーズやハーモニーに重視してしまいがちですが、意外ととても重要な要素が「発音」です。

発音をどれだけ最低限の要素で丁寧にできるかによって、今まで気にしていた響きや音程、アンサンブル感の質が大きく変わります。

ここで発音についてまとめてみました。

発音を重視する理由

ほとんどの人が出てきた音を重視して改善しようとします。

ですが、実際は音を奏でる前の準備がとても大切です。英語と同じで発音の少しの違いで、違う言葉に聞こえることが多いですよね。それくらい繊細なものであり、そこに着目できると高度な技術力になっていきます。

音を奏でて音程や響きだけを意識して改善するともちろん良くなるでしょう。ですが、その改善行為を少なくするためには、事前の準備を行うことが大切です。

そうすることで、今までなかなか合わせにくかったハーモニーや音の芯がはっきりクリアになっていきます。

準備のポイント

息を吸い、奏でる音をイメージし、アンブシュアを作る。そして舌を前歯の裏あたりでタンギングすると同時に、放つ息の方向性は「ト」の縦長の息がポイントです。

放つ息が「トゥ」にしてしまうと舌が上の方に上がっている状態で、とても細い締まった音が鳴ってしまいます。

そのため、「ト」と縦長の舌がタンギングのみの働きになるように意識しましょう。

演奏中の発音の作り方

旋律の中で発音がブレると感じた場合の練習法として、スタッカートアクセント練習をお勧めします。

単音を短い時間でど真ん中を当てる練習をしてから、楽譜通り演奏すると不思議なほど必要最低限の力だけでクリアに吹けるようになります。

まとめ

楽器を吹くときは、耳で感じ取れる音程や音色に意識してしまうものです。

ですが、その準備過程に着目して、コントロールした上で奏でる熟成された繊細な音はとても素晴らしい音色になっているはずです。

ぜひ、目に見えない感覚の部分を強化していってください。

 

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