【金管楽器】寒暖差による音程対策

【金管楽器】寒暖差による音程対策
金管楽器は寒暖差で音程がとても変わりやすい楽器です。
そこで音程に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回はそんな寒暖差による音程の変化をコントロールするための対策をまとめました。

寒暖差によってどんな変化があるのか。
季節の変わり目や演奏する会場によって楽器が冷えたり、温まったりすることで音程は大きく変わりやすくなります。
すぐに耳で聞き分けてチューニング管を調整できるに越したことはありませんが、なかなか難しいのが現状です。
特に冬の寒さを感じる時は、音程が下がりやすくなってしまいます。同時に夏の暑い時は、音程が上がりやすくなります。

暑さによる対策
暑い時は音程が上がってしまう傾向にあります。ただ季節や気温に対してだけでなく、たくさん吹いて楽器が温まる場合も鳴りやすいものです。
音程がうわずってきたと感じた際にチューニング管を抜くなどの対策を取ることができます。
寒さによる対策
暑い時より寒い時の対策の方が意識的に行うことが多いように思います。
例えば、
・楽器に息を流し念入りに温める。
・チューナーで念入りに基音を確認する。
これらが挙げられます。
しかし、普段からの対策も行っていると、さらに変化に動じることのない技術力が身につくことができます。
基礎練習の対策
・バズィング練習(マウスピース)
・頭で音を流す習慣をつける。
これらのように、自分自身のなかに音がしっかりあることが大切です。
そして、スライドやピストンに頼らず、自分のアンブシュアが鳴らしたい音を奏でることができるように日頃の基礎練習で意識していきましょう。
まとめ
どれだけ素晴らしいプロの奏者であっても、寒暖差をコントロールすることはできません。
ですが、仕方ないで済ますことがなく、しっかり考えて対策をしています。今回を機にぜひ対策してみましょう。


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